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12/31/2008

年越しそば作り

今年は田舎でゆっくり過ごそうと青森へ。数日前に降った雪で一面雪景色、吐く息も真っ白で東京の寒さとは大違い。



青森に着く前に奥さんの実家のご両親から聞いていた、蕎麦打ちを今年は体験しようと近くの山小屋へ。
このあたりでは年越しのそばを自分で打って食べるのが普通で一家のおばあちゃんが蕎麦打ちを担当。今回は年末ということもあり、おばあちゃんを始め女性陣は多忙し、仕事納めでわりと時間にゆとりのある男性陣に教えて頂きました。



初物の新蕎麦粉、つなぎは小麦粉ととろろ芋+水を少量入れてあとはひたすらうつ。
地元の方に教わりながら頭ではこうすればいいとわかっていても、身体が動かない、。
長年やっている人は自然と身体も動くらしいんですが、蕎麦打ち素人の私ではぜんぜん駄目ですね。











蕎麦粉の割合が二八のものと十割のものを作ってみました。それと青森の名物「かっけ」。
蕎麦粉を打って、薄く延ばし三角形に切ったものを鶏のだし(このあたりだとシャモロック)が入った鍋にしゃぶしゃぶしてねぎ味噌で食べる家庭料理です。この「かっけ」ですが、今回は山小屋に備わっている薪ストーブの上でカリッと焼いて食べてみました。香ばしい匂いとカリッとした歯ごたえが堪りません。ビールに合いそうなおつまみかな。

で、肝心の蕎麦の出来上がりですが、いわゆる売っている蕎麦とは違う短くてぼそぼそとした蕎麦(田舎蕎麦?)でした。

昔からず〜っとやってきたおばあちゃんの味には到底叶わないですが、田舎に暮らす人の知恵や経験を学んだ貴重な体験でした。



花渕浩二