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10/25/2008

テラバイト

昨日、1TB(テラバイト)の外付けハードディスクを買った。新宿西口ヨドバシカメラで最安値¥19,800。まぁ職業柄、データのバックアップは必然なので、安全性を考えて5年補償の¥29,800の製品を購入した。とうとう突入した「テラバイト」時代!

そんな単位を知った自体、ここ2、3年前。学生時代に講義をさぼって2ヶ月間肉体労働のバイトをして買った10年前。Macのハードディスクは、1GB(ギガバイト)だった。およそ、その時の1000倍!!

使用しているハードディスクは、10年で1000倍になった。フィルムスキャナーでポジを読み込んでいた10年前。いまや、画素数は2000万画素時代に突入しつつある。デジタルはいったいどこまで進化するのだろうか…。その分、ボクらはどれだけ進化しているのだろうか? ふとそんな想いがよぎる。

先日、中学生の時に初めて手に入れた自分のカメラ、オリンパスのOM−1にプロビアを入れた。5年ぶりに切るシャッター。2回に一回しか正確に動かない巻き上げ。36枚撮りフィルム。36枚撮りフィルム分の一期一会。36回分の1の瞬間。あるいは、回転速度の遅いボクの頭には、36分の1くらいがちょうどよかったのかもしれない。

ボクは、いま「1(ワン)シャッター」に、どれだけ懸命に生きられているのだろう? …おそらく10年後には次の単位が普通に使われているだろう。それでも1シャッターの重みは永遠に変わらない。扱うデータの単位が変化しても、ボクの単位は「1シャッター」でしかない…。気持ちと行動が完全に同一である瞬間。

ちなみに、次は「ペタバイト(1PB)」なんて単位らしい。
ちょっぴりひょうきんな呼び名が、なんだか笑える…。

木村文吾

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